2019年05月26日
南高尾山稜(後編)〜中沢川沿いの廃鉄塔
前編では、やまゆり園バス停から赤馬ルート、大洞山、中沢山を経て三井水源林方面分岐までをレポートしました。
ここまでで時間をだいぶオーバーしてしまったので、予定していた東高尾山稜方面はパスして、高尾山口駅へ向かいます。
今回のコース
(前編から)→三井水源林方面分岐→(徒歩)→中沢山→(徒歩)→稲荷神社→(徒歩)→貴布袮社(梅の木平)→(徒歩)→高尾山口駅
コースタイム2時間13分(前編との合計5時間26分)
赤線が前編ルート、青線が後編ルートとなります。
(アイコンをクリックすると場所が表示されます)
前編の終点である、三井水源林方面分岐から、中沢山へ戻るのですが、水源林方面に少し入ったところに案内板があったので見ておきます。
2019/05/18 13:59
さて、行きに見落とした目的物ですが、今回のタイトルにもなっている廃鉄塔となります。
スマホで地図を見て場所を確認するのですが、登山用の地図であるスマホアプリのジオグラフィカでは鉄塔の位置が表示されないので、鉄塔がかろうじて表示されるマピオンの地図と比較しながら進みます。
どうやら、目的物は中沢山のピーク南側の稜線上で、だいぶ来すぎているので今来た道を戻ります。
少し戻ると分岐があります。
行きはよく考えずにまき道を通ってしまったのですが、目的物があるかもしれないので帰りは左側の稜線コースを行ってみます。
すぐにピークでした。特に何もありませんでした。
元のコースに戻ってしばらく歩くと、登山道が稜線からそれてきました。右側のロープがあるところが稜線のようなので、登ってみるか?
幸いにもロープは新しく見え、頼りになりそうです。
ロープ沿いに登ったところ、お目当の廃鉄塔ありました!
2019/05/18 14:13
この廃鉄塔は、日本初の長距離送電線とされる谷村線(やむらせん)の鉄塔となります。
大正2年に開通し、山梨県都留市の水力発電所から、東京の新宿まで電気を運んでいたそうです。
送電鉄塔は廃止されると撤去するのが一般的ですが、この頃の時代的な理由なのか、谷村線の廃鉄塔は山梨県、神奈川県、東京都に多数現存しています。
地面には、送電鉄塔に使われる絶縁体、碍子(がいし)の破片が落ちていました。
鉄塔にはツルが巻き付いていたり、木の幹が食い込んでいたりと、だいぶ自然と一体化しています。
下から見上げるとこんな感じです。
ここから上はだいぶ急登になってきました。ロープを頼りに登りつつ、鉄塔を振り返ります。
そのまま登ると、行きにも立ち寄った中沢山の頂上にきました。
なぜか写真を撮っていないので、前編の写真を再掲載しておきます。
ここは毛虫も少ないようなので(ゼロではない)、小休止にしてお昼ご飯にしました。
2019/05/18 14:26-14:46
休憩中に登ってきた人が北方向から降りていったので、そこにも道がついていることに気がつき、帰りはそちらから降りてみました。
よく知らないと巻き道とピークを結ぶ南西方向の道しか見えなかったりしますが、登ってきた南東方向のロープ道と、北方向の細道もあるのですね。
行きにも通った現役の送電鉄塔を回り込んだところに出てきました。
もう少し進み、この分岐から山下方面に下山します。
2019/05/18 14:54
ほどなくして車道に出ました。中沢林道というようです。
2019/05/18 15:00
振り返って登山道の入り口を見たところです。
車道を降りていくと、道端に何かありました。谷村線の廃鉄塔です。
私有地につき立入禁止と書いてあるので、近づくことはできません。
そうでなくても、林道からは見下ろすような位置にあり、近づくのは危険を伴いそうです。
現役の送電鉄塔もありました。
続いて次の廃鉄塔がありました。
トンボ見えますか?
次の現役鉄塔の下には
だいぶ自然と同化した廃鉄塔があります。
その次の現役鉄塔は山の上に行ってしまいました。下に廃鉄塔もありますね。
鉄塔を見ながら自然観察もするので忙しいです。
この虫なんでしょう?そのときはカミキリムシと思ったのですが、図鑑を見るとカミキリムシは後ろに向かって幅が広くはならないようです。
アカハネムシとかでしょうか。
こんな虫もいました。カゲロウとかその類でしょうか。
上の方にいるのは、今日たくさん見ている毛虫です。キアシドクガの幼虫で、名前と違って毒はないらしいです。さっき首にもついてました(汗)
こんな感じの道を進みます。途中から林道ではなく一般道になり、舗装もハッキリしています。
植物も見ておきましょう。アジサイみたいなのが咲いていました。ガクウツギですかね。
冒頭に載せた写真です。
廃鉄塔の隣に防災無線っぽいアンテナ塔、その向こうにも写真では分かりづらいですが携帯電話らしき電波塔、ずっと奥には現役の送電鉄塔と、塔だらけです。
この廃鉄塔は脇道に面しているので、すぐ下まで行くことができます。
この先にお地蔵様がありました。古くから使われていた道なのかもしれません。
次は現役の鉄塔でした。
カメムシさん発見。昔は近所にもよくいた、チャバネアオカメムシです。
そうこうしているうちに、だいぶ賑やかな場所に降りてきました。
うかい鳥山、鳥料理のお店です。狭い道に送迎バスが来たり自家用車も多くて歩くのが大変!
新中沢橋。素敵な橋です。
稲荷神社に寄り道します。
鳥居の先、左右に道がついています。特に案内がありませんが、右は堰があって行き止まりでした。稲荷神社は左です。
2019/05/18 16:24
この辺になると、写真のピントが合っていないものが多数。
使っているデジカメはP(プログラムオート)とマクロを切り替えなければいけないのですが、マクロのまま撮影していたのかも。
あと、薄暗いためかピントがどうしても合わないことがありました。
ここにもカミキリムシみたいなのがいました。
国道20号線、甲州街道まで降りてきました(写真がない・・・)
反対側にある貴布袮社に安全登山のお礼をしてきました。
2019/05/18 16:33
当初の予定ではここからさらに東高尾山稜に登り返すつもりでしたが、時間的に無理なのでまたの機会ということに。
あとはひたすら国道を歩くのみ。
歩道橋渡らないのに上るってなんとかならない?しかもこの先一気に降りて地下道だし。
高尾山口駅でゴール!お疲れ様!
2019/05/19 17:11
今回はマイナーな低山ハイキングでしたが、廃道プチ見学、バリエーションルート探索、鉄塔探索、自然観察と盛りだくさんすぎる内容で充実した時間を過ごすことができました。
東高尾山稜も機会を見ていけたらと思います。続きの廃鉄塔が登山道沿いにありそうなので。
2019/05/18 13:59
さて、行きに見落とした目的物ですが、今回のタイトルにもなっている廃鉄塔となります。
スマホで地図を見て場所を確認するのですが、登山用の地図であるスマホアプリのジオグラフィカでは鉄塔の位置が表示されないので、鉄塔がかろうじて表示されるマピオンの地図と比較しながら進みます。
どうやら、目的物は中沢山のピーク南側の稜線上で、だいぶ来すぎているので今来た道を戻ります。
少し戻ると分岐があります。
行きはよく考えずにまき道を通ってしまったのですが、目的物があるかもしれないので帰りは左側の稜線コースを行ってみます。
すぐにピークでした。特に何もありませんでした。
元のコースに戻ってしばらく歩くと、登山道が稜線からそれてきました。右側のロープがあるところが稜線のようなので、登ってみるか?
幸いにもロープは新しく見え、頼りになりそうです。
ロープ沿いに登ったところ、お目当の廃鉄塔ありました!
2019/05/18 14:13
この廃鉄塔は、日本初の長距離送電線とされる谷村線(やむらせん)の鉄塔となります。
大正2年に開通し、山梨県都留市の水力発電所から、東京の新宿まで電気を運んでいたそうです。
送電鉄塔は廃止されると撤去するのが一般的ですが、この頃の時代的な理由なのか、谷村線の廃鉄塔は山梨県、神奈川県、東京都に多数現存しています。
地面には、送電鉄塔に使われる絶縁体、碍子(がいし)の破片が落ちていました。
鉄塔にはツルが巻き付いていたり、木の幹が食い込んでいたりと、だいぶ自然と一体化しています。
下から見上げるとこんな感じです。
ここから上はだいぶ急登になってきました。ロープを頼りに登りつつ、鉄塔を振り返ります。
そのまま登ると、行きにも立ち寄った中沢山の頂上にきました。
なぜか写真を撮っていないので、前編の写真を再掲載しておきます。
ここは毛虫も少ないようなので(ゼロではない)、小休止にしてお昼ご飯にしました。
2019/05/18 14:26-14:46
休憩中に登ってきた人が北方向から降りていったので、そこにも道がついていることに気がつき、帰りはそちらから降りてみました。
よく知らないと巻き道とピークを結ぶ南西方向の道しか見えなかったりしますが、登ってきた南東方向のロープ道と、北方向の細道もあるのですね。
行きにも通った現役の送電鉄塔を回り込んだところに出てきました。
もう少し進み、この分岐から山下方面に下山します。
2019/05/18 14:54
ほどなくして車道に出ました。中沢林道というようです。
2019/05/18 15:00
振り返って登山道の入り口を見たところです。
車道を降りていくと、道端に何かありました。谷村線の廃鉄塔です。
私有地につき立入禁止と書いてあるので、近づくことはできません。
そうでなくても、林道からは見下ろすような位置にあり、近づくのは危険を伴いそうです。
現役の送電鉄塔もありました。
続いて次の廃鉄塔がありました。
トンボ見えますか?
次の現役鉄塔の下には
だいぶ自然と同化した廃鉄塔があります。
その次の現役鉄塔は山の上に行ってしまいました。下に廃鉄塔もありますね。
鉄塔を見ながら自然観察もするので忙しいです。
この虫なんでしょう?そのときはカミキリムシと思ったのですが、図鑑を見るとカミキリムシは後ろに向かって幅が広くはならないようです。
アカハネムシとかでしょうか。
こんな虫もいました。カゲロウとかその類でしょうか。
上の方にいるのは、今日たくさん見ている毛虫です。キアシドクガの幼虫で、名前と違って毒はないらしいです。さっき首にもついてました(汗)
こんな感じの道を進みます。途中から林道ではなく一般道になり、舗装もハッキリしています。
植物も見ておきましょう。アジサイみたいなのが咲いていました。ガクウツギですかね。
冒頭に載せた写真です。
廃鉄塔の隣に防災無線っぽいアンテナ塔、その向こうにも写真では分かりづらいですが携帯電話らしき電波塔、ずっと奥には現役の送電鉄塔と、塔だらけです。
この廃鉄塔は脇道に面しているので、すぐ下まで行くことができます。
この先にお地蔵様がありました。古くから使われていた道なのかもしれません。
次は現役の鉄塔でした。
カメムシさん発見。昔は近所にもよくいた、チャバネアオカメムシです。
そうこうしているうちに、だいぶ賑やかな場所に降りてきました。
うかい鳥山、鳥料理のお店です。狭い道に送迎バスが来たり自家用車も多くて歩くのが大変!
新中沢橋。素敵な橋です。
稲荷神社に寄り道します。
鳥居の先、左右に道がついています。特に案内がありませんが、右は堰があって行き止まりでした。稲荷神社は左です。
2019/05/18 16:24
この辺になると、写真のピントが合っていないものが多数。
使っているデジカメはP(プログラムオート)とマクロを切り替えなければいけないのですが、マクロのまま撮影していたのかも。
あと、薄暗いためかピントがどうしても合わないことがありました。
ここにもカミキリムシみたいなのがいました。
国道20号線、甲州街道まで降りてきました(写真がない・・・)
反対側にある貴布袮社に安全登山のお礼をしてきました。
2019/05/18 16:33
当初の予定ではここからさらに東高尾山稜に登り返すつもりでしたが、時間的に無理なのでまたの機会ということに。
あとはひたすら国道を歩くのみ。
歩道橋渡らないのに上るってなんとかならない?しかもこの先一気に降りて地下道だし。
高尾山口駅でゴール!お疲れ様!
2019/05/19 17:11
今回はマイナーな低山ハイキングでしたが、廃道プチ見学、バリエーションルート探索、鉄塔探索、自然観察と盛りだくさんすぎる内容で充実した時間を過ごすことができました。
東高尾山稜も機会を見ていけたらと思います。続きの廃鉄塔が登山道沿いにありそうなので。
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